-- 一人で合奏する --

デュエットオカリナの吹き方、一人で合奏する1

デュエットオカリナを和音で演奏する方法について説明します。
※ ここの話はすべてのデュエットオカリナで共通です。

和音で演奏すること自体は難しくない

みなさんはもうメロディーだけなら自由にデュエットオカリナを吹くことができますか。であれば大丈夫。デュエットオカリナを伴奏つきの和音で演奏することは、実はそれほど難しくありません。所詮、人間の指は10本しかありませんし、オカリナでできることといえば指穴をあけるか塞ぐかです。ですからそんなに難しくなりようがないのです。せいぜいメロディーだけ演奏するときの1.3倍くらい?(当社比)。

自分の知っている曲を和音で吹こう

だからここで教えることは、デュエットオカリナを和音で演奏する方法というよりは、自分の知っている曲に自力で伴奏をつける方法です。(伴奏がきまれば演奏自体は難しくありません。)デュエットオカリナはまだまだ珍しい楽器ですから専用の楽譜なんてありません。そのへん私に期待されても、私は他にもたくさんの珍しい楽器を扱っていますから無理です。ここはみなさんが自力で伴奏をつけるしかありません。でもその方がうれしいでしょう。自分の好きな曲に好きなように伴奏をつけて一人合奏できるなんて、なんとも楽しそうではありませんか。友だちにも「これは自分で伴奏をつけたんだ」と大いばりできます。

まずは簡単にいきましょう。「とりあえず和音で鳴っているなー」というレベルです。右手でメロディーを演奏しながら、左手はほとんど動かしません。「ドーーードーーーラーーー」という感じにゆっくり伴奏します。しかも伴奏入りで合奏するのは曲の一部分だけ、サビの部分のそれもちょっとだけにします。

…こんなでも大インパクトですよ。
「笛は一つの音しか出ない」という常識がありますから、サビの部分で和音が鳴り響くともう感動ものです。むしろ演出として、最初はメロディーからはじめて途中から和音にした方がいい。信じられない話ですが、最初から和音で演奏しはじめると、2つの音が鳴っていることに気が付かない人がいるのです!

楽譜に伴奏を書きこんでいく

前の章でメロディーを覚える方法として、知っている曲の楽譜を用意して、楽譜にドレミを書きこみました。あの要領で今度は楽譜に伴奏を書きこんでいきます。前提として、今から覚える曲は知っている曲であること。知らない曲・うろ覚えの曲はCDやYouTubeを繰り返し聞いて、まずしっかりメロディーを覚えてください。そしてその曲の楽譜を用意します。街の楽器店で楽譜を買ってもいいし、ネットで無料の楽譜ファイルをダウンロードしてもいいです。

一つだけ重要な注意事項があります。

  • !!!楽譜にはコード進行が書かれていること!!!

コード進行というのは C, Am, Dm, G7 みたいな、見たことがあるでしょう。これを頼りにデュエットオカリナの伴奏を決めていきますので。これが書かれていない楽譜は使えません。

次から詳細に説明します。

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