知っている曲を楽譜なしで覚えるために、オカリナの音の高さに合わせて歌います。
※ ここの話はすべてのデュエットオカリナで共通です。
知っている曲をオカリナで覚える手順
知っている曲をオカリナの音の高さに合わせて歌うことができれば、オカリナで覚えることができます。繰りかえし歌いながら、自分の声と同じ音を一つずつオカリナで探していけばいいです。最初の出だしを見つけたら、案外あとは最後までずらずらっといってしまうものです。逆に、最初の出だしを見つけられるかどうかにかかっています。
- ド(あるいはラの音)を探す
- 曲の出だしの音をつきとめる
- 曲の出だしの音をオカリナで確認する
- オカリナの音の高さに合わせて歌う
- 自分の声と同じ音をオカリナで探していく
ド(あるいはラの音)を探す
音楽でド(あるいはラの音)は特に重要な音です。
長調の曲ではドの音が重要です。短調の曲ではラの音が重要です。これは曲のいちばん最後の音で決まります。小学校の音楽の時間に「最後が明るい感じで終わるのが長調の曲、悲しい感じで終わるのが短調の曲」って習ったでしょう。あの一生役立つことはないだろうと思われたトリビアを、今こそ使います。
覚えたい歌を最後まで歌います。
最後の音(たいてい「ラララーー」と長くのばして終わる音)これがド(あるいはラ)の音です。
明るい雰囲気、さい先がいい感じ、ほっとする感じ → たぶんドの音
暗い雰囲気、雨でも降りそうな感じ、深刻ぶった感じ → たぶんラの音
最近の難しい曲だと他の音で終わることもありますけど。基本はこれでド(あるいはラ)の音を見つけることができます。難しいと思いますが、何度もやって慣れてくると、曲の途中でも見つけることができるようになりますから。最初は簡単な曲で試してみるといいです。
曲の出だしの音をつきとめる
曲の最後の音がド(あるいはラの音)だと分かりました。
次は曲の出だしの音がなにか、つきとめます。
覚えたい歌を最後まで歌います。
最後の音がド(あるいはラ)の音でした。
その音に続けて「ドレミファソラシドー」(あるいは「ラシドードレミファソラシドー」)と歌ってみてください。
歌いながら、よく覚えてください。
もう一度、覚えたい曲を頭から歌います。はい、その出だしの音を長く伸ばしてみてください。
その出だしの音は「ドレミファソラシド」のどれですか?
分からないならドレミファソラシドと出だしの音を辛抱強く交互に歌ってつきとめます。
ヒントを言いましょうか。
長調の曲の場合「ド」「ソ」の音からはじまる確率が高いです。短調の曲の場合は「ラ」「ミ」です。最近の難しい曲には必ずしも当てはまりませんけど。
曲の出だしの音をオカリナで確認する
曲の出だしの音がなにかつきとめたら、その音をオカリナで吹いてみます。これは簡単でしょう。曲の出だしの音が「低いソ」だったら、そのままオカリナで低いソの音を吹けばいいです。「ド」でも「ラ」でも同じです。
オカリナの音に合わせて歌う
今鳴らしたオカリナの音が、曲の出だしの音です。
(この音が出だしの音、この音が出だしの音…)と自分に言い聞かせてください。なんだかそんな気がしてきたら、その音の高さにずらして歌ってみてください。できましたか。できたらおめでとう。これで覚えたい曲をオカリナの音と同じ高さで歌えるようになりました。
あとは繰りかえし歌いながら、自分の声と同じ音を一つずつオカリナで探していけばいいです。最初の出だしを見つけたら、案外あとは最後までずらずらっといってしまうものです。
» 「赤とんぼ」をオカリナで覚えるならこんな感じで
いよいよ一人合奏に挑戦
以上、知っている曲について楽譜を見ずにオカリナで覚える方法を説明しました。
そしてデュエットオカリナをふつうのオカリナのように単音で吹く説明も、これで終わりです。
ここまできて、デュエットオカリナをふつうのオカリナのように単音で吹けるようになった人は、ぜひ一人合奏にチャレンジしてください。(そのためにデュエットオカリナを手に入れたはず。)