デュエットオカリナの吹き方、曲を覚える3
楽譜にドレミを書きこんでいきましょう。
※ ここの話はすべてのデュエットオカリナで共通です。
楽譜にドレミを書きこむ
知っている曲の楽譜を見ながら、音符の下に一つずつドレミを書きこんでいきます。デュエットオカリナの音階ドレミは分かっていますから、ぜんぶの音符にドレミを書きこんでしまえば、曲を覚えて演奏することができます。
まがりなりにも楽譜を読むのですから、小学校で習う程度の音楽の知識がほしいところです。でも知っている曲ですから、歌いながら作業すればなんとかなるものです。
ドレミの位置を上下にずらして書く
ここで重要な注意があります。
楽譜の五線の左端に b や # がついていることがあります。これらの個数によって、ドレミの位置を上下にずらして書いてください。五線の左端にある b と # の個数を数えて、下の表を参考にしてドレミを書いていけばいいです。
先頭に # がついている楽譜のドレミ
先頭に b がついている楽譜のドレミ
このようなドレミの書き方を「移動ド読み」と言います。
難しい話は抜きにして、このようにドレミを書くと「シの音を半音下げて演奏する」などといった難しい話がほとんどぜんぶ消えてしまいます。
楽譜にドレミを書き終えたら、半音がどうとか考えずに、書いたとおりにデュエットオカリナで吹けばいいです。これで概ね正しく演奏できます。
楽譜の途中の b や # の音は自力で探す
楽譜の途中に b や # が書いてあることがあります。これは「そこから後はその音はいつも半音下げる・半音上げる」という意味です。理解できなければとにかく「楽譜の途中で b でも # でも何か記号の書いてある音には気をつけろ」とだけ覚えてください。
このような半音は「本当の半音」とでも言えばいいのでしょうか。どのように「移動ド読み」しても消えてくれません。このような半音はどうしょうもない。ああでもないこうでもないと、とにかく正しい音を探してください。どうせその付近の音に違いないのです。このへん、自分の耳だけが頼りです。他にも、デュエットオカリナで吹いてみて「?」と感じた箇所は、自分の耳を信じて、正しいと思う音を探しだしてください。
信じられないことですが、お金で買った楽譜でも間違っていることがあります。無料で配布している楽譜は日常茶飯事に間違っています。自分の耳を信じてください。
大切なのは楽譜を正しく読めることではありません。自分の知っている曲をデュエットオカリナで演奏できるようになることです。「結局最後のほうは楽譜見ないで吹いちゃった。途中に知らない記号が書いてあったけど、なんだったんだろう。」でもいいんです。勘違いしないように。
知っている曲について楽譜を見ながら演奏を覚える方法は、これで説明を終わります。
次からは、知っている曲を楽譜なしに覚える方法を説明します。