-- オカリナの基本 --

デュエットオカリナの吹き方、基本10

余分な空気は鼻から捨てます。
※ ここの話はすべてのデュエットオカリナで共通です。

息が足りないとつらいが、余るのもつらい

笛を吹いていて息が足りないことがあります。尺八、ケーナやフルートの初心者にありがちな話です。あっという間に肺の中の空気を使いはたしてしまって、とても一フレーズ続けて吹いていられない。はげしく深呼吸を繰りかえして、そのうち頭がくらくらしてきます。

逆に息が余るのもつらいです。オカリナなど少ない息で鳴る笛にありがちです。吹いても吹いてもなかなか息が減りません。一フレーズどころか三フレーズ吹いてもまだ肺の中に古い空気が残っている感じ。吸いこんだまま息を止めているようなもので、これはこれで苦しいです。肺に空気が残っているので新鮮な空気を吸いこむこともできず、目を白黒させることになります。

鼻から余分な空気を捨てる

笛を吹いていて、息苦しくなってもまだ肺の中に空気が残っているときは、鼻から余分な空気を捨てるといいです。笛を吹きながら、同時に鼻からもそおーっと息を吐きます。当然、圧力が抜けて笛の音が小さくなりがちですから、そこは音量が一定になるように調節しながら演奏します。

注意があって、これを既にフレーズを吹いている途中でやると、プッシュンという感じに音が止まったりよろけたりします。吹いている途中にやるのは不可能です。「次のフレーズで肺の中の息を捨てる」と決めて、最初の吹きはじめから同時に鼻から息を捨てはじめると、比較的に音がよろけません。

逆に癖のように、いつもいつも鼻から息が漏れている人がいると聞きました。これはこれで問題です。笛を吹くときは鼻からは息を吐かない、口からだけ息を吐くのが基本です。どんな笛を吹いても息が足りないという人は、鼻をつまみながら笛を吹いたりして自分の癖を確認するといいです。

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