-- オカリナの基本 --

デュエットオカリナの吹き方、基本8

一つ一つの音について、すうっと息を強くしながら吹くとやわらかな印象になります。
※ ここの話はすべてのデュエットオカリナで共通です。

オカリナの音はまっすぐな音

オカリナの音はまっすぐな音です。そのことは、ものすごく強弱をつけて演奏する尺八などと比べるとはっきり分かります。
» 尺八の音(『鶴の巣籠』より抜粋)

オカリナを尺八のように吹いてもぜんぜんオカリナっぽく聞こえませんし、そもそもオカリナはそんなふうに演奏するようにできていません。まっすぐな音がオカリナの音です。

目立たない程度に強弱をつける

まっすぐな音こそオカリナの音ですが、ほんとうに完璧にまっすぐ吹くとこれまたロボットが演奏しているようで聞けたものではありません。ぱっと聞いた感じ一本調子でも、実は尺八と同じように盛りあがったりしぼんだり、目立たないレベルでオカリナの音にも強弱をつけます。っても、そもそもオカリナをまっすぐ吹くことが難しいのに、それに強弱をつけて吹くなんて無理な話なので。

9割の音量から鳴らしはじめる

とりあえずオカリナの音を出すとき、ほんのすこし弱めの音―9割の音量―からはじめて、すぐにすっとマックスまで大きくするようにしてください。一つ一つの音をみんなそのように吹きます。すっ、すっ、すー、です。

» オカリナを最初からMAXで吹く、音をすっと大きくしながら吹く

上の演奏サンプルは…ちょっとやりすぎですけど。音の雰囲気が柔らかくなります。
そんなに難しくないですよ。おおざっぱな理解として、一つ一つの音について、すうっと息を強くしながら吹けばいいです。とにかく無条件にすっ、すっ、すー、です。そのうち癖になります。
こんな十把一絡げな小手先の技でも、かなりきれいに聞こえるものです。

長くのばす音はそれに加えて、終わりをほんの少し弱めてから音を切るときれいです。
これもそのうち癖になります。

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